戸祭地区
歴史と暮らしが重なるまち、戸祭(とまつり)
宇都宮市の北の丘にひらける戸祭は、市街地のにぎわいと、住宅地の静けさがゆるやかに溶け合うまちです。
この地が大きく姿を変えたのは、明治のころ。陸軍第十四師団の設置によって道路や施設が整えられ、人と物の往来が活発になりました。演習路として植えられた桜並木や、師団にゆかりの地名の数々は、今も地域の風景の一部として息づいています。戦後、その跡地は学校や住宅、公園へと生まれ変わり、「軍都のまち」から「暮らしのまち」へと歩みを進めました。その流れの中で、地域の人々は助け合いながら、子どもも高齢者も安心して過ごせる環境を築いてきました。
戸祭地域まちづくり協議会は、この土地の記憶を未来へつなぎながら、人と人が顔を合わせ、笑顔を交わせるまちを育てていきます。
便利さとやさしさ、歴史と新しさ。
そのどちらも大切にできる場所――それが戸祭です。
